合成麻薬MDMA使用の押尾学被告に懲役1年6月、執行猶予5年の判決 (東京都)

2019年12月6日5:15

押尾学
押尾学被告 (資料引用元: 共同通信

今年8月、東京都内のマンションの一室で合成麻薬MDMAを使用した疑いで起訴された元俳優の押尾学(おしお まなぶ)被告(31歳)に対し東京地裁は、11月2日、懲役1年6月、執行猶予5年の判決を言い渡した。

押尾被告は、今月8月、東京都港区六本木にあるマンションの一室で合成麻薬MDMAを使用。同様にMDMAを使用した女性がその部屋で死亡している。死亡した女性は、飲食店従業員田中香織さん(30歳)。死因は、MDMAの過剰摂取と見られる。

押尾被告は、MDMAは田中さんから渡されたという証言を行った。また、米国内で過去2年間に数回MDMAを使用した経験があるとも証言した。

一方、検察側は、「MDMAの入手先が死亡した女性であるというのはうそであり、押尾被告が自分でMDMAを持ち込み、女性に渡したものである」と主張した。

判決の理由として、井口修裁判官は、押尾被告の証言は信用しがたいとし、また、押尾被告は麻薬の使用をやめる環境を整えていないと言う点を挙げた。

執行猶予5年は最長期間であり、懲役1年6月、執行猶予5年の判決は、麻薬及び向精神薬取締法違反の初犯としては、異例の厳しさ。井口修裁判官は、「相当長期間、再び違法薬物に手を出さないか見守る必要がある」と述べた。

田中香織さんの死亡に関する責任は、この裁判では対象となっていない。