児童ポルノ規制により児童への性的虐待が増加、悪循環に苦しむEU (欧州)

2019年12月7日5:50

児童ポルノに対する規制強化が進行している欧州で、児童への性的虐待が増加している。欧州では、最近、児童ポルノの規制が強まる中、キリスト教の聖職者による児童・未成年者への性犯罪が増加している。

この児童・未成年者への性犯罪を起こしている者のほとんどは妻帯が許されないカトリックの神父。ある心理学者は、「児童ポルノが規制されているために、性欲のはけ口がなく、現実の児童と性的交渉を持たなくてはいられない状態にあるのではないかと思う。」と言う。現在、欧州では10%~20%の児童が性的虐待を受けていると言う試算もあり、専門家は「児童ポルノの規制が児童への犯罪を生んでおり、これはもはや悪循環だ。」と指摘する。

しかし、欧州連合(EU)では、この様な悪循環が発生している中、児童への性的虐待を減らそうと、さらに児童ポルノへの規制を強化する方向で動いている。EUの行政府・欧州委員会は3月29日、児童ポルノ、未成年者への性犯罪、及び人身売買に対する取り締まりや刑罰をEUで統一的に強化する法案をEU加盟国27カ国に提示した。この法案が可決されると、加盟国によりバラバラだった規制の仕方が統一されることになる。