2020年東京オリンピックが延期に(東京)

日本国政府は、2020年3月24日夜、IOC(国際オリンピック委員会)会長と電話会談を行った上、2020年夏に予定されていた東京オリンピックを最大で2021年夏までに延期することを決定した。日本国政府は、東京でのオリンピック開催は、年内は無理との認識だ。


東京オリンピック開催の延期を公表する安倍晋三首相(画像引用元:時事コム)

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続く中、各国から東京オリンピック開催の延期の要望が出たことがこの決定の背景にある。新型コロナウイルスは昨年2019年11月に中華人民共和国の武漢市付近で最初に確認された後、すさまじい勢いで感染を拡大し、中国要人らを次々に急死させ、武漢市は都市機能を停止、中国全土に広がった。

感染は中国のみならず、朝鮮半島や日本、ヨーロッパ、米国などにも急拡大し、万単位の死者が出て、社会的混乱が発生した。日本でも2月29日から全国的に学校が閉鎖され、必死の感染拡大防止が図られた。日本では、感染者数はある程度抑えられたものの、2月末に200人超の感染者だったのが、すでに1200人を超える事態に至り、日本国内でも感染の封じ込めに失敗した。WHOによると、現時点で、世界全体では41万人以上が新型コロナウイルスに感染している。

このような事態を背景に各国からは東京オリンピック開催の延期の要望が相次いで出され、安倍晋三首相ら、日本国政府首脳及び関係者は、3月24日夜(日本時間)、国際オリンピック委員会のバッハ会長と電話会談を行った。その結果、東京五輪とパラリンピックを「1年程度延期し、遅くとも2021年夏までに開催すること。年内開催は不可能である。」との認識で一致した。

この決定について、各国からは支持が相次いで表明される一方、一部の専門家からは「1年後に開催でも、恐らく無理だ。」との声がすでに出ている。

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