フィンランドで同国史上最年少の国家指導者が誕生

フィンランド社会民主党
フィンランド社会民主党

フィンランドで、フィンランドの与党であるフィンランド社会民主党(Suomen Sosialidemokraattinen Puolue)は、辞意を表明したアンティ・リンネ前首相(Antti Rinne)の後任として、運輸・通信相の女性サンナ・マリン(Sanna Marin)氏(34歳)を選出した。サンナ・マリン氏はフィンランド史上最年少の国家指導者となる。また、同時に、ウクライナのオレクシー・ホンチャルク(Oleksiy Goncharuk)首相(35歳)を抜いて、世界最年少の国家指導者ともなる。

サンナ・マリン
引用元:ロイター

フィンランドでは12月3日、郵政改革案をめぐって起きた大規模な郵便ストへの対応を批判されたアンティ・リンネ前首相が、連立与党の一つであるフィンランド中央党から提出された不信任を受けて、辞任していた。

アンティ・リンネ
辞意を表明するアンティ・リンネ首相(12月3日)
引用元:AFP

マリン氏は、僅差で選出されたが、「信頼を取り戻すためには、やらなくてはならないことがたくさんある。」と語った。報道陣に自分の年齢について質問されると、「自分の年齢や性別について考えたことはない。私は、自分が政治の世界に入った理由や、有権者の信頼を得てきた理由について考えている。」と答えた。

フィンランドの女性首相はマリン氏が3人目となる。また、フィンランドの連立与党5党全部が女性元首となることとなった。

サンナ・マリン
欧州理事会の運輸・通信・エネルギー理事会に出席したフィンランドのサンナ・マリン運輸・通信相(2019年12月2日、ブリュッセル)
引用元:AFP © Dursun Aydemir / ANADOLU AGENCY

今年4月の総選挙で第一党となった社会民主党が、連立政府の長となる首相を指名することができる。具体的には、大統領が首相を指名する形となり、マリン氏は今週中に首相に就任する見通しだ。

フィンランド閣僚ら
フィンランド閣僚らの集合写真。前から2列目の右がサンナ・マリン氏(2019年6月6日)
© Heikki Saukkomaa / Lehtikuva / AFP

ほかに30代の現職の首相には、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相(39歳)とウクライナのオレクシー・ホンチャルク首相(35歳)がいるが、サンナ・マリン氏が首相になることで、34歳のサンナ・マリン氏が世界最年少の首相となる。